アンティーク腕時計について

アンティーク腕時計について

アンティークとは古物。

特に家具や道具類、衣類などのうち100年を経過したものを言い、道具としての価値よりも美術品としての価値を認められる。

100年未満はヴィンテージと呼ばれる。

アンティーク時計との付合い方は、元来腕につける「腕時計」として設計されていますから、アンティークとはいえ過度に神経質に、精密機器を取扱うような細心の注意を常に時計に傾け続ける必要はありません。

しかし、オーナーの愛情とみずからのメカニズムだけを頼りに、長い年月、刻一刻と時を刻み続けてきたアンティーク時計は「脆弱」ではなくとも「繊細」であることに違いありません。

ゼンマイは定期的に巻き、トルクを強くしてあげること。

機械式の時計は手巻き、自動巻きともにゼンマイのトルクが動力源となっています。

ゼンマイは大抵、二日間前後の動力を保てるつくりになっていますが、ゼンマイがほどければほどけるほど(トルクが弱くなるほど)腕の動きによって生じる「姿勢差」による影響を受けやすくなり、巻ききったトルクの強い状態に比べて、理論的に動力の安定性が弱まってしまいます。

●愛用タイプのオーナーの場合は、毎日アンティーク時計を伴侶とされるオーナーは、トルクが弱まり始める前に、一日一回、定期的にゼンマイを巻き上げ、時計に元気よく時を刻ませてあげられること。

● 愛蔵タイプのオーナーの場合は、毎日ではなく特別な時にアンティーク時計を伴侶とされるオーナー、あるいは、コレクションとして時計を愛されるオーナーの場合も、機械式時計は動かさないで温存するより、歯車を回転させてオーバーホール時のオイルをムーブメント内に飛散させることによってより良いコンディションを保つことが出来るものですので、少なくとも月に一回程度はゼンマイを巻き、時計に時を刻ませてあげることをお勧めします。

●自動巻きのゼンマイ「自動巻き」はローターの回転や振りによってゼンマイを巻き上げる機構ですが、トルクが弱い状態よりも強い状態の方が動力として理想的ですので、手巻きムーブメントの場合と同じく、定期的にゼンマイを巻き上げてください。